ひたすら前に進むことを考えて……
ロンドンへ行く、花を仕事とするきっかけとなった本。
今も時々開く本。
色々なことに煮詰まっていた時、ふらっと出かけた書店の洋書コーナーに平積みになっていた本を迷わず手にとり、ぱらぱらとページをめくる。
この人に会いたい、こんな風に花をいけたい。
本の帯にあったスクールに手紙を書き(当時はメールじゃなかったのよね……)、ロンドンへ。
思い切って出かけて間違えは無かった。
素敵な花をいける人は、信頼、尊重、愛情たっぷりの素晴らしい人だった。
一緒に仕事をした時も学ぶことが多かった。
花だけではなく、その人間性も。
気づいたら年が近くなっていた。
でも私はまだまだ未熟、精進しなければならない。
そして毎回いらしてくださるお客様に笑顔と満足と束の間の癒しとなるように、あの頃の熱い思いを持ち続けて接していきたい。
今年も色々と懐かしみながら、ひたすら前に進むことを考えて……。
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